重い「1点」。

2001年4月13日
○中根アニキの成績○

(上原) レフトスタンドにホームラン

1-1 .217 (打率順位規定外)



9回表、1-0でジャイアンツリード、ピッチャー中野渡くんに代わり、アニキが代打で出てきた。

なのに、おいらは仕事に出かける時間になってしまった。ちょうど玄関で靴を履こうとしたとき、父(典型的なG党)の声が聞こえてきた。

「おい! 中根がホームラン打ったぞ!」

その声においらは茶の間へ戻り、そのシーンを見ようと思ったのだが、映っているのはマウンドでがっくりうなだれた上原くんであった。見逃してしまった……(涙)。

おいらが急いでチャリを走らせているときにも、携帯にメールが入ってきていた。「中根アニキ同点ホームラン!」と。

いろいろと不安になっていたおいらは、正直に嬉しかった。アニキが打ってくれたことに、素直に嬉しくなった。



だが、試合のほうは3-2で敗れてしまった。そのあとも尚典くんのタイムリーで一時逆転したものの、その裏、タカシさんが2アウトで仁志さんにイッパツ食らって延長戦となり、10回裏、もりちゅうがゴジラさんに特大アーチを食らってサヨナラ負け。

仕事場のお客さんが引けて来て、おいらは携帯で結果を知る。そしてそのときに来たであろうメールを見る。

「ゴジラにホームランを打たれたときの中根さんの表情が痛々しかった」と。

そして食事休憩中にいろんな人の日記を見る。

「中根さんの顔が淋しそうだった」と。



中根さんが久しぶりに打ってくれたこと、おいらはとっても嬉しい。チャリを走らせながら泣きそうにもなったんだ。

だけど、メールや日記で書かれていた「サヨナラアーチを食らったときの中根さんの表情」がどんなものだったのかは知らない。

一発に喜び、そして一発に泣く。

アニキはきっと、心中複雑な顔をしていたんだろうな……。きっとそうなんだと思う。

ねぇ中根さん、サヨナラ負けの現実に、何を思っていたの?

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